近所で火事
2009年 05月 24日
人里離れた消防車が入れない山林火災の時には、上空から消火します。
市街地だと、消防車のほうが圧倒的に効率が良いのと、風向きなどによっては火災地域以外の所に消火剤を撒き散らしてしまい、
別な被害が発生するからです。
ちなみに私の姉の夫は消防士をしております(^^ゞ
そういえば前から疑問に思っておりましたが、熱田観測所のある高層マンションの高層階での火災は、どうやって消火するのでしょうか?
はしご車なんかはとても届きそうにないですし。
屋上にあるヘリポートは、火災階より上の階に取り残された人をヘリで救助するために有るっていうのはわかりますけど(^^;
高さ的にははしごが届いても、建物の周りに駐車車両が道をふさいだり、障害物があると入ってこれないから意味がないでしょう。ちなみに名古屋市消防局のはしご車の限界は50mまで。しかも中消防署のはしご車のみです。熱田や中川、瑞穂など管理人さんの周辺の区の消防署はすべて30mの高さのはしご車です。
低いはしご車ばかりですが、はしご車を使うより隊員が重い機材を持って階段を昇り、玄関側から進入する方が効率がいいのが分かっているのでそうしているのです。
ちなみに名古屋市消防局は、中高層の火災への対応を結構強化してやっているので、対応的には東京よりも名古屋の方が安心して住んでいられると思いますよ。
いずれにせよ火事を出さないことが一番です!!
長々と失礼しました。
高層階の消火ですが、タワーマンションの部屋にはスプリンクラーがついています。スプリンクラーがちゃんと動作するように各戸のメータボックス内には水圧計があり、水圧が低下すると火災警報が鳴ります。また、4基あるエレベータの一つは非常用で、火災のときでも、消防隊の人は使うことが出来るようになっています。それを使って火災のフロアまで上がって、消火栓を使って消火。
昨日の火事でヘリコプターが出動したのは、消火ではなく情報収集&指揮だと思います。東風が吹いていたし、住宅密集地なので近所に延焼した場合に備えて上空から警戒し、そうなった場合、すぐに消防車の配置などを指示できるようにだと思います。